Goo Goo Dolls

2004年4月20日 音楽
出会いは三年前。もう少し前だったでしょうか。弟の基礎英語2を録音するため、中三の私はAM693をつけていました。その番組で、今月の歌として流れていたのが、かの名曲「Iris」でした。
当時ポップスとか聞かなかった私にとって、それはとても衝撃でした。元々短めのクラシックをこよなく愛してた私にとって、ポップスって言うのはただの刺激でしかなかった。その認識を、180度きっかり覆されたようでした。悲痛な叫びにも似たジョンの声、さりげなく効果的なストリング、間奏。その何もかもが新鮮で、何故か「これを手放してはいけない」というような衝動に駆られました。
その日から、私のGoos人生、そして洋楽人生が始まったといっても過言ではありません。初めて自分でCDショップにはいり、レンタル屋を利用し、ラジオを聴く。情報ツールが身の回りになかった私にできることを、精一杯やったつもりです。音楽情報誌になかなか取り上げられず、さらに活動期でなかった事もあって、彼らがメディアに露出する事は全くなく非常に苦しい思いをしましたが、そのうちネット環境が整って今の状態があるわけです。
彼らの良さはなんと言ってもジョンの声だと思います。他にも素晴らしいところは多くあるけれど、焦燥と悟りに満ちた彼の声は、私にとってどんな声よりもエモーショナルでリアル。シンプルながら味わい深いメロディーと適度な速度感もあいまって、唯一無二の存在を作り上げています。
そんな彼らのフォロワーになって早三年。ニューアルバム、来日、と様々な事がありましたが、ついに今秋8枚目のアルバムが発売となります。Goosはきっと私をまた裏切ってくれるでしょう。今までいつもそうでしたから。Irisを聞いた後にDizzy〜を、Dizzy〜を聞いた後にA Boy〜を聞いたときのように、自分の期待とははるかに違うところで彼らは最高の音楽を鳴らし続ける。
私はだからこそ、彼らの音楽をずっと聴き続けたいと思うのです。

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